綾瀬小サッカー部は、5・6年生が任意で参加する部活動の一つで、毎週木曜日、放課後15:00~16:00に活動しています。令和5年度から新たな体制の下でスタートしたサッカー部を取材しました。

新体制の下で始まった綾瀬小サッカー部

昨年度までは、綾瀬小の先生が全面的に指導してくださっていましたが、今年度からは地域のサッカークラブで指導しているコーチをお迎えするとともに、部員の保護者が監護する(見守り)という新しい体制の下で活動をスタートしました。

現在、部員は男女で50名程度で、とても賑やかです。ただ、区内で行われる公式試合は男女別に行われ、試合形式も女子はミニゲーム(1チーム7人)と異なります。このため、昨年度までは、男子サッカー部と女子サッカー部は別々に活動していました。

一緒に練習するようになって何か変わったかな?と聞いてみたところ、「何も変わらないよ。とにかくサッカーできるのが嬉しい!」との返事が返ってきました。

ウォームアップ・基礎練

放課後、転がるようにして運動場に飛び出してくる部員たち。出てきた順に、まずはトラックを1周走ります。続いて、3チームに分かれて、パス、ドリブル、スローインなどの基礎練習を行います。

各チームには、地元チームに所属していると思われるベテラン選手のリーダーがいて、練習中はメンバーに声をかけたりアドバイスをしたりと、チームを引っ張っている姿がとても頼もしいです。

コーチのワンポイント・レッスン

サッカー初心者もいるので、オフサイドなど試合に必要なルールについてコーチから説明があります。コーナーキックの際にゴール前でどのような体制を作ったらいいか、ペナルティ・キックの際に守る側はどのように壁を作るべきか、など、テクニカルなアドバイスも行われます。

燃えるゲーム(試合)

子供たちが一番楽しみにしているのが、毎回必ず設けられるゲーム(試合)。コーチはそのことをよく分かっていらっしゃる様子で、運動会前に部活時間を短縮せざるを得なかった日には、コートを半分のサイズで2面作り、同時に2ゲームを進行させていました。

一生懸命ボールを追いかけ、チャンスを得たら素早く攻め、仲間の活躍にエールを送る。パスが続かなくても「惜っしい」の声に励まされ、次のチャンスに向かう。汗だくで息を切らせた子供たちの姿は、生き生きとして躍動感にあふれていました。

そして、コーチがピリッと鳴らす笛に素早く反応する子供たちには、親の前では決して見せない緊張感が漂っているのを感じました。サッカー部が、子供たちにとって、授業や家庭とはまた違う特別な世界を提供してくれていることに感謝するとともに、サッカー部の皆さんの更なる活躍を祈っています。