急に冷え込みも厳しくなった1月最終週、1月27日(土)に、「令和5年度 作品展」が開催され、保護者に公開されました。今年の綾瀬小学校の作品展は、「各学年の作品が多目的室や廊下に展示され、学校がまるで一つの美術館のよう」(作品展プログラム、校長先生の「ごあいさつ」より)になっており、廊下を進むごとに生き生きとした作品に出逢える、素敵な作品展でした。振り返って各学年のご紹介をしていきたいと思います。

 1年生は「おはなしのえ」と「ハッピーデザート」です。おしゃれなカラスとぞうのエルマーのお話をテーマに、カラフルなカラスとぞうが壁一面貼られていてとても素敵でした。立体作品では、みんなに食べてもらいたいおいしそうなデザートを考えて作ったそうです。ケーキやパフェなど、どれも色鮮やかでおいしそうなデザートばかりでした。


 2年生は「すてきなもようのどうぶつたち」と「おめんでへんしん」です。色画用紙を切って貼り合わせて生き物を作りました。動物や魚、昆虫など様々な生き物が生き生きと描かれていました。立体作品では新聞や半紙を使っておめんの形を作り、それぞれ好きなようにリボンやニスを塗って完成させました。かわいい、かっこいいおめんがたくさん飾ってありました。


 3年生は「いろいろうつして」と「空きようきのへんしん」です。初めて紙版画に挑戦しました。好きなものをイメージして、緩衝材やダンボールなどで版を作り、黒色と好きな色のインクを刷り紙に写して作ります。3年生それぞれ個性溢れる作品がたくさんあり、面白かったです。立体作品では空き容器を使って、小物入れやペン立てなどを作りました。ペットボトルを好きな形に切り、紙粘土に絵の具を混ぜて取り付け、飾りを付けたら完成です。動物の形をしたペン立てなど、色とりどりな作品がありました。


 4年生は「大贋作展」と称して、有名な絵画を元にして描かれた絵が展示してあり、元の絵がある中にも個性が出ていました。立体作品では、木材を組み合わせて作った「もくもくさんの木のお家」や、空き箱を利用して作った「ゴーゴードリームカー」が展示されており、各々のアイデアが発揮されていました。


 5年生は「思い出の夕日」と題して、綺麗なシルエットの絵を展示。思い出として、鋸南旅行の絵が多いのが印象的でした。立体作品では、「糸のこすいすい」という糸のこぎりを使用した繊細な木工や、鏡を利用した「ミラクル!ミラーステージ」という作品が展示されており、鏡の反射を利用して立体的に見えるようなアイデアが面白いと感じました。


 6年生は、宮沢賢治の「『銀河鉄道の夜』の美しい世界」をモチーフに、美しい夜空を走る列車が描かれていました。「未来の自分」という立体作品では、将来の夢を形に表現してあり、様々な将来像が紙粘土で丁寧に作られていました。また、家庭科で作った「MYトートバッグ」も展示されており、思い思いのワッペンや刺繍が上手に施されていました。


 子どもたちの想像する世界は、なんと彩り豊かで、柔軟なのだろう!と、鑑賞した後はポジティブなエネルギーが湧いてくる素晴らしい作品展でした。これからの未来を生きる子どもたちが、これらの作品で表現したような、伸びやかな感性を保ち続けて欲しいと願わずにはいられません。図工の先生をはじめ、綾瀬小学校の先生方が、日々どれだけ子ども一人一人の可能性を引き出してくださっているかを感じ、今回の作品展の開催に深く感謝いたします。ありがとうございました。